【出産レポ】経産婦の計画無痛分娩!痛い?痛くない?

子育て

2021年7月に38w6dで第二子となる長男を計画無痛分娩で出産しました。計画無痛分娩を選んだ理由実際やってみてどうだったか?痛かった?痛くなかった?など詳しくお伝えしていきます。第一子も計画無痛分娩で出産したのですが、第一子とは方法も痛みも大きく異なったため、第一子との違いについても記載していきます。

saya
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今回のお産は痛みを感じることがほぼなく最高のお産だった!と言えるお産になりました。私にとってこれが最後の出産(の予定)なので、お産が良い思い出になって本当によかったです。

計画無痛分娩を選んだ理由

私は昔から出産に対する恐怖がものすごく、高校生頃から「将来子どもを産む時は絶対無痛分娩!」と心に決めていました。

1人目の時も計画無痛分娩で出産したのですが思い描いていたお産とは遥かに異なり、「こんなに痛いならもう2人目は無理…」と出産直後には思っていましたが、娘が成長するに従ってきょうだいを作ってあげたいという思いが強くなり、産院を変えることで希望通りの無痛分娩ができるかもしれないという望みにかけて2人目にトライすることにしました。

妊活と並行して自宅から30分圏内の無痛分娩を扱っている産院を再度リサーチし、近所のママ友やネットの口コミを参考に今回お世話になる産院に決めました。

今回出産した産院は365日24時間無痛対応可のため、自然陣痛を待つこともできますし計画分娩と言って誘発剤を使用して人工的に陣痛を起こすことで38週以降事前に決めた日にちに出産することもできました。私は経産婦のため、どちらでも大丈夫と言われており、36週頃までどちらにするかずっと悩んでいました。

というのも、上の子の出産時は計画無痛分娩しか扱っていない産院だったため計画無痛分娩で40週1日に出産したのですが、分娩所要時間24時間内20時間ほどは陣痛に耐えて苦しい思いをした思い出があるため、計画無痛分娩を選ぶとまた同じように長時間陣痛に耐えなければならないのではないか…と強い不安がありました。

そのため、36週頃までは「自然陣痛を待とう」という気持ちに傾いていたのですが、実際出産が近づいてくると自然陣痛を待つことも怖くなり、また今回は上の子がいますのでいつ陣痛が来るか分からないという状況は予定も立てにくく計画にした方が上の子のためにも良いのではないかと思うようになっていきました。

まだ決め切れていないことはDrにも相談していましたが、37週には決めなければならず、検診で内診してもらうと子宮口が2cm開いていたことと子宮頚長が熟化しているので38週以降計画で問題ないと思うよ!とDrから言われたこともあり、38週6日の日に計画無痛分娩で出産することに決めました。

その際にDrから伺ったことですが、出産した産院では経産婦の99.5%が計画日当日に出産しているらしく、長期戦になることを懸念していた気持ちが少し和らいだのも計画無痛分娩に決める理由となりました。

前回の産院との違い

自然陣痛待ち計画も可
24時間365日無痛対応可(心強かった)
妊婦さんの希望第一でどのタイミングでも麻酔可
✔Drが麻酔科出身

それでも妊娠期間もずっとずっと出産が怖くてたまらなくて最後まで自然陣痛を待つべきか計画にすべきか悩みに悩んで決めた計画無痛分娩。今回、終始ほとんど痛みを感じない状態にしてもらっていたのにも関わらず何度もパニックになってしまい、きっと家で陣痛が起こっていたら私はとんでもないことになっていたと思うので、計画無痛分娩を選んで本当によかったです。


初産と経産婦の違いもあるので一概には言えませんが、前回は確かに無痛の時間はあったものの、ほとんどの時間我慢に我慢を重ね過呼吸を頻発して結果赤ちゃんに酸素が届かなくなり赤ちゃんに苦しい思いをさせてしまったり、分娩時は完全に麻酔を切られ痛みでいきめないしどうにもこうにも先に進めずお腹押される+両手突っ込まれる+会陰切開+吸引分娩により子宮まで傷付く事態になったため、無痛を希望しているのに我慢が正かと言われると私には「?」でした。


今回で私の人生最後の出産となる予定なので、きちんと赤ちゃんと向き合って苦しい思いをさせることなく希望通りのお産ができて、本当によかったです。
ひとえに「無痛分娩」と言っても産院によって、進め方や考え方は大きく異なると身をもって実感したので、無痛を希望している方は産院選びもとっても重要です!

計画無痛分娩当日

saya
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いよいよ計画無痛分娩当日がやってきました!当日の様子を時系列に沿ってお伝えします。

≪9:00≫
入院。陣痛室に通され助産師さんから説明を受けたり着替えたりする。前回の出産(計画無痛)のトラウマを力説wすると「バルーン(促進剤開始前)だけでも痛くなったら麻酔するから大丈夫ですよ」と優しく言われてホッとする。(前回は促進剤開始から12時間ひたすら我慢しろと言われて絶叫号泣壁を殴りながら耐えてた。)

≪10:00≫
内診子宮口2cm→バルーン挿入。入れる時にめちゃくちゃ痛いと聞いていたのでド緊張しながら(いつ痛くなるんだ?!怖い!)と思ってる間に終わってた。若干痛いぐらい、全然大丈夫だった。変に力が入ると余計痛くなるからここはリラックスして挑むべし。

10:30≫
徐々に生理痛のような痛みが出てくるが生理痛の方が痛いので全然我慢できる。テレビを見ながらボーッと過ごす。

11:00≫
促進剤の点滴開始。14mlから開始し40分毎に増やしていくそう。

≪11:30≫
3分間隔で陣痛あり。重めの生理痛+腰の痛みも加わってきたが「これ陣痛…だよね?」ぐらいの痛みでまだ全然耐えられる。麻酔をお願いするタイミングがよく分からない。

≪12:00≫
痛みのレベルが増してウンチしたい感じが出てきた。しかしまだ全然耐えられるレベル。レベル2ぐらい。陣痛の合間にお昼を食べる。完食できそうだったけど気持ち悪くなったら怖いので半分に留める。

≪12:40≫
麻酔の処置。ここまでの中で一番痛かった瞬間。辛いと噂の背中を丸める体制は特に辛くなかった。前回は陣痛の中泣き叫びながらの処置で死ぬかと思ったけど、今回は落ち着いていられたのでスムーズにできたと思う。

≪12:50≫
麻酔開始。徐々に脚が痺れて来て陣痛の痛みも和らぐ。0にはなってないけど痛みレベル0.5ぐらい。首から痛み止め(麻酔とは違うのかな?)をぶら下げられ、ここから出産を終えるまで常にポンプで痛み止めが追加され続けるとの説明を受ける。前回は切れたらナースコール→我慢しろ!→暴れ泣きながら耐える→やっと追加してくれる…の繰り返しだったから最初からここで産めばよかったと思うなど。そしてここからは少しでも痛いかな?と思う程度でもすぐ呼んでくださいとのこと。我慢しろと言われまくった前回と全然違う…助産師さんが神に見える。

≪13:30≫
担当の助産師さんが「痛くない?」と頻繁に聞きに来てくれてレベル0.5ぐらいと伝えると麻酔を追加してくれて痛みはほぼ0に。神。とことん痛みを取ってくれる。神。前回何であんなに我慢させられたのだろうか……(とことん根に持つ奴)

≪14:10≫
麻酔追加。痛みが0になりホッとする。

14:30≫
人工破膜。押されてる感覚と左側に若干痛みは感じるものの朝のバルーン挿入の方が痛かった。麻酔神。子宮口5cmでバルーン抜けてた。今日中には産まれそうと言われる。嬉しい!

≪15:00≫
痛み0だが陣痛のタイミングで左胸に圧迫感を感じる。地味に痛い。胸のすぐ下まで子宮が膨らんでいるせいだとか…(ビビる) おやつを美味しく頂く。

≪15:15≫
一気に痛みレベル3ぐらいになり麻酔追加→内診。子宮口6cmで「赤ちゃんの頭下がってきてますよ~夕方ぐらいには産まれるかな?」と言われる。

≪15:30≫
我慢できるが相変わらずやや痛い。子宮口8cm。ご主人呼んでと言われる。痛いとかではなく出産が怖くてメンタルが崩壊し泣く。おもしろい助産師さんを呼んでくれてトークで笑わせてくれて落ち着く。

saya
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この時「赤ちゃんにやっと会える!」という嬉しい気持ちと、いよいよ出産が目前に迫ってきて「怖い」という気持ちが入り混じって涙が溢れてきました。そんな私の変化に助産師さんはすぐ気付いてくださり、ずっと手を握りながら付き添ってくれて本当に心強かったです。

≪15:45≫
子宮口全開。麻酔追加するが追い付いていないのか痛い。レベル3.5。(普通に話せる程度ではある)

≪16:00≫
腰から下が全く動かないので3人がかりでストレッチャーに乗せられ分娩室に移動。重くて申し訳ない…(最終15kg増えた。爆)と思うぐらいの余裕はあり。分娩室に移動する最中怖くなりまた泣く。

≪16:15≫
分娩室に入り痛みレベルが上がり4。痛みレベルが上がったことにより呼吸がおかしくなり涙が止まらなくなる。(とは言え普通に話せる程度。前回の1/10000ぐらいの痛み)Drや助産師さんが続々集まってきて慰められつつ、このままではいきめないから「背中の麻酔をもう一本追加しよう」と提案され、麻酔の管を追加してもらう。「痛みが完全に無くなったら産みましょう!」とのことで痛みが引くまで待ってもらいレベル0になってから分娩体制に入る。廊下で待機していた夫も入室しいよいよ感。(コロナ禍のため出産ギリギリまで立ち会いNGでした)もう全く痛くないのに例によって怖くて泣く。麻酔追加により陣痛の波も張りも分からなくなってしまったため助産師さんにタイミングを教えてもらいいきむ×10…

saya
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前回の出産では分娩体制に入った後ほぼ麻酔が効いておらず、意識が朦朧とする中死を覚悟したほどでした。その時のことを思い出して「怖い」という気持ちでいっぱいになってしまった時間でしたが、ここでも無理にお産を進めることなく私の気持ち第一で処置をしてくださったり、待ってくださった助産師さんとDrには感謝の気持ちでいっぱいです。

≪17:00≫
無事に赤ちゃん誕生!安堵と嬉しさで号泣。会陰切開も裂けもなく子宮も無事で後処置はサクッと終わり、暫く私と夫で抱っこさせてもらったり写真撮影をして赤ちゃんは新生児室へ。

saya
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第一子の出産後は意識が朦朧としていて目を開けることすらできず「やっと終わった…」という安堵の気持ちが一番に来て、赤ちゃんの誕生を心から喜んであげることができませんでした。今回は赤ちゃんが出てくる瞬間を冷静に見届けることができ、赤ちゃんの誕生を夫と共に心から祝福することができてとっても幸せな時間を過ごすことができました。

夫

第一子の時は終始叫んでいて本当に辛そうだったもんね。今回は側で見ていても安心して見守ることができたよ。赤ちゃんはもちろん出産する本人も苦しまないことに越したことはないよね。


≪18:00≫
陣痛室へ戻り回復を待つ。すぐに吐き気が襲ってきて(産むまでは吐き気ゼロだった)夕飯は食べられずウィダーインゼリーで栄養補給。まだ麻酔がガンガン効いているので痛みは皆無。歩けるようになったらトイレへ行き自室へ戻りましょうとのことでここから歩けるようになるまでひたすら待つ。


≪21:00≫
ようやく麻酔が切れ始め伝い歩きができるようになったのでトイレへ。尿意はまだなく無理と思ったけど自力で出せなかったら導尿になる(麻酔切れ始めてるから痛いらしい)と言われ気合いで出す。出た!よかった。車椅子で自室へ運んでもらいやっと寝れる。
………と思ったのも束の間!0時頃麻酔がほぼ切れたためか後陣痛の痛みに襲われそこからは痛み止めを飲む→治まる→寝る→痛みで起きるの繰り返しでほぼ寝れず朝。つら。
今回ほぼ陣痛の痛みがなかったので後陣痛の方が痛い…思い返せばパニックになっていた分娩室での陣痛より痛いかもしれない。が、既に出産を終えているので気持ちは安定していて全然我慢できるしもう泣いてない!

✓分娩所要時間6.5時間
✓痛みを感じた時間はほぼなく、MAX時でも談笑できる生理痛の重いレベルぐらい
会陰切開、吸引なし

saya
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…とスーパー安産でした!!!最後の最後まで前回の出産を引きずりメンタルが崩壊していたけど、こんなよわよわ妊婦を怒ることなく女神のように優しい助産師さんに支えられてこんな私でも出産できた。今回は「無痛にしてよかった!」と心から思えるお産でした。

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