
2021年7月に第二子となる長男を出産した2児のママsayaです。コロナ禍真っ只中の今、ニューボーンフォトを撮影したいけどスタジオに連れて行くのも自宅にカメラマンさんに来ていただくのもリスクがあるよね…という話になり、今回自宅でニューボーンフォトの撮影に挑戦してみました!
実際に撮影してみて分かったコツや注意点、事前に揃えておくと便利なアイテムなどを撮影した写真を交えながらご説明します。
「自宅でニューボーンフォトを撮影してみたい!」と考えている方はぜひ参考にしてみてください♪
ニューボーンフォトとは

新生児期に撮る赤ちゃんの記念写真です。ヨーロッパやアメリカでは、家族や友人に無事に出産したことを報告するために生まれたての赤ちゃんの写真と共に出産報告ハガキを送る習慣があり、ニューボーンフォトの撮影文化が普及したそうです。
ここ近年、日本でも「生まれたばかりの姿を形に残しておきたい」とニューボーンフォトを撮影する方が増えてきています。
撮影に適した時期は?
生後1日~14日頃までに撮影すると新生児ならではの可愛い姿を残すことができます。
生後14日までは赤ちゃんにとって一番安心できるおなかの中の記憶が鮮明だそうです。 その環境を再現することにより赤ちゃんは安心でき、素敵な写真を残すことができます♪

撮影できる期間って想像以上に短いですよね!産後1週間は入院していますし、その後も退院してすぐの頃でママ自身の体調が万全でない方も多い時期です。ママと赤ちゃんの体調に合わせて無理せず撮影するためにも、セルフ撮影はおすすめです♡
撮影のコツ!
天気が良い日の午前中
晴れた日の午前中に自然光の入る窓際で撮影しましょう。室内の電気は消しておくことが鉄則です。(電気が点いていると余計な影ができてしまったり、肌色が不自然になってしまいます。)

午後や夕方になると陽の光がオレンジ色に変わってくるため、午前中がおすすめです♪
レースのカーテンで直射日光が当たらないよう光を調整すると、ニューボーンフォトに適した柔らかい雰囲気で撮影できるだけでなく、赤ちゃんを直射日光から守ることもできます。


Cカーブを描けるクッションがあると赤ちゃんの寝付きもよく可愛い写真を残せます♪
背景は無色の布やブランケットを使う
背景となる赤ちゃんを寝かせる敷物は無色の物を使うようにしましょう。柄物やキャラクター物は生活感が出やすく素人には難易度が高いためおすすめできません。
白やアイボリー、薄いピンクやブルーなどは明るくフワッとした雰囲気を出すことができます。反対に、黒やネイビーなどはスタイリッシュな雰囲気で撮影することができます。
私はアイボリーのブランケットを使用して撮影しましたが、肌色も綺麗に写すことができ、背景色に迷う方には間違いなくおすすめできるカラーです!


実際に撮影した写真がこちらです。赤ちゃんらしいフワッとした雰囲気が再現できました♪
授乳やおむつ替えを済ませておく
赤ちゃんが起きていると手足が動いてしまったり、機嫌が悪くなってしまったり、上手に撮影するのは中々難しいものです。授乳やおむつ替えを済ませて赤ちゃんが心地良く寝ている状態で撮影することで、より可愛らしい姿を残すことができます。
とにかく連写する!
赤ちゃんを撮影場所に寝かせてポージングさせた後はひたすら連写しましょう!
すやすや寝ていると思っていてもいきなり起きてしまったり、寝ている間にも手足が動くことはよくありますので、一枚一枚にこだわって撮影するよりも短時間でいかに多くの枚数を撮れるかが勝負です。
中にはピントが合っていない写真もあることでしょう。しかし、たくさん撮った写真の中から可愛い1枚を残せれば大成功です♡
ポージング
無理なポージングはしない!
SNSなどでよく見かける頬杖をついたポーズやうつ伏せのポーズは新生児には大変危険なポーズです。プロの方は写真を合成して作っていることもあるそうなので、真似しないようにしましょう。
おすすめのポーズ

基本は『仰向け』に寝かせて撮影者自身が上から撮影したり横から撮影したり、撮影のポジションを変えるだけでもさまざまな表情が残せますよ♪


また、手足のアップなどの『パーツフォト』もおすすめです♡ママやパパの手も一緒に入れると、大きさが比較できて見返した時に「こんなに小さかったんだな…」と振り返ることができます。
撮影に使った機材

私が撮影に使った機材はCanonのミラーレス一眼EOS Kiss M2です。このカメラに同メーカーの単焦点レンズ(32mm/F1.4)を付けて撮影しました。
フワッとボケ感のある写真を撮りたい場合は単焦点レンズを使用することがおすすめです。たとえばこのように足や手にピントを合わせるだけでそれらしい写真を残すことができます。

カメラの設定

実際に上の写真を撮った際の設定やコツについてお話します。

●撮影モードはAv(もしくはA)を選択しましょう。
●F値(絞り値)は一番小さな値にしましょう。

Avモードを選択した上でF値を一番小さくして極力被写体(赤ちゃん)に近づいて撮ってみてください。すると、上の写真のようにピントが合っている部分(足)以外が綺麗にボケた写真を撮ることができます。
レタッチ

この写真では輝度のみをレタッチしました。左の写真がレタッチ前(カメラで撮影したそのままの写真)で、右の写真がレタッチ後の写真です。
全体的に明るさが出て、よりふんわり感が増した仕上がりになっています。

Photoshopなどの画像編集ソフトがあれば高度なレタッチを行うことができますが、私はスマートフォンのデフォルトカメラ内にあるレタッチ機能を使って上の写真のように簡単にレタッチを行っています。
もう少し高度なレタッチを行いたい場合は、『Lightroom』というアプリもおすすめです!

もちろんスマートフォンでも綺麗に撮影することは可能です!『ポートレートモード』などを利用して、背景がボケるように撮ってみましょう。普通に撮るよりもグッと雰囲気が出るはずです♪
撮影に使った衣装

●くまさんの衣装
●ヘッドアクセサリー
●おむつ一枚
私は今回、くまさんの衣装とヘッドアクセサリーを用意しました。メルカリやInstagram、Amazonなどで検索すると可愛い衣装がたくさん販売されていますので、出産前に用意しておくといいでしょう。特にInstagramやAmazonは海外から発送されるショップも多く、到着までに1~2週間(場合によってはそれ以上)日数を要することがありますので、貴重な新生児期を逃さないためにも余裕を持って準備しておくことをおすすめします。

このようにコツさえ掴めばセルフでもニューボーンフォトを可愛く撮影することができます。撮影技術はプロには敵わなくてもいつも一番近くにいるママが撮影する赤ちゃんが一番可愛い♡と個人的には思っています♪ぜひ素敵な写真を残してください。