変動金利VS固定金利!どっちが正解?違いを徹底比較!

住宅ローン金利住宅ローン

住宅ローンの金利って、変動金利と固定金利どっちがいいのか決められない・・

筆者
筆者

これはリスクの問題なので、正解を決めるのはすごく難しいですが、あえて「変動金利」をお勧めします!

ほう~。その理由は??

筆者
筆者

せっかくなので、順を追って説明しますね。変動金利と固定金利の性質やメリット・デメリットについても改めて解説します。

住宅ローンで利用した金利タイプは?

まず、実際にみなさんは、どの金利タイプを利用しているでしょうか?実は変動金利が全体の63%と圧倒的で、固定金利は13%しかいません。固定期間選択型とは、”10年間だけ固定金利であとは変動金利”といった両方の性質をもつタイプです。

出典元:住宅ローン利用者実態調査

ほう~。ずっと金利が変わらない固定金利のほうが安心かと思ったが、利用者は少ないんだな。

筆者
筆者

確かに安心感はありますよね。でも、私の知り合いで、10年前に固定金利のフラット35に申し込みした人がいますが、変動金利にしておくべきだったと嘆いている人がいます。

変動金利と固定金利の違いは何?

比較項目変動金利固定金利
金利0.3~0.7%0.7~1.5%
特徴返済途中で半年ごとに金利が見直されるあらかじめ決められた期間は金利が固定できる
返済額利息は半年ごとに変わるが、
返済額は5年ごとで更新される
固定金利の期間中は変わらない
筆者
筆者

変動金利のメリットは、金利が低いこと!デメリットは、金利が上昇すると、徐々に返済が苦しくなるリスクがあることですね。

なるほど。金利があがるリスクは怖いな~。

筆者
筆者

固定金利のメリットは、返済額が変わらないので安心感があることですね。デメリットは、ずっと低金利の場合は、変動金利より利息の支払いが多くなってしまうことです。

なるほど。ずっと低金利時代だと、変動金利より損をしてしまうのか~。

あれ??結局、どっちもリスクがある!!

筆者
筆者

そうです!あとはどっちの可能性のほうが高いかだけの話なんです。

過去の金利の推移

では、過去の金利の推移を見てみましょう。それを見れば今後の金利上昇のリスクが高いか分かります。赤い線が変動金利になります。

住宅金融普及協会「ポケット住宅データ」

おー!平成8年(1997年)ごろから金利がほとんど変わっていない!!

あれ?でも変動金利2.475%って実際の金利より高いのは何で??

筆者
筆者

良いところに気づきましたね!これは店頭金利の推移であって、実際には優遇金利が適用されて、実際の適用金利になるわけです!

店頭金利は、定価みたいなもので、実際には値引きされるってわけだね!

筆者
筆者

その通り!!実際にはゼロ金利政策などで、値引き率(優遇金利)が上がっているので、適用金利も下がってきているんです。

どんな時に金利は上がるのか?

一般的に、景気が良くなると金利は上がり、不景気になると金利が下がります。金利の推移からも、バブルが崩壊して金利がみるみる下がったのが分かります。その後、平成21年(2009年)のリーマンショックでも金利が下がています。

まとめ

2020年のコロナショックで、さらに景気回復の兆しは見えません当面は低金利が続くのでは?というのが筆者の見方です。そのため、「金利上昇のリスクが低いなら、変動金利」という結論になるわけです。

また、いざとなったら手数料は必要ですが、他の住宅ローンに借り換えという方法もあります。もちろん、金利が上昇したら、固定金利も上がっているハズなので、借り換えしても返済が楽になるわけではありません。あくまで、それ以上負担を増やさないために借り換えという選択になります。

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